事故防止のためにできること
事業所は利用者の方々の意思及び人格を尊重して、常に利用者の立場に立 ったサービスの提供に努めるとともに、当法人の理念や障がい福祉サービスガイド ラインの方針でサービスを提供できるよう努力が必要です。
そのために事業所はあらかじめ起こり得る事故を予想し、事故が起きないよう に、日頃から「備える」ことが重要であり、また万が一事故が発生した場合において も、利用者の生命や身体に重大な影響が生じないよう、被害を最小限に抑えることが大切です。
事業所には自転車・徒歩で来られる方が多く、シルバーカーを使って通所されている方もおられます。一緒に家までの道のりを歩いてみると、一般道路を歩行する上で危険な箇所が数多く見当たります。
横断歩道の信号待ちで、信号機の赤から青へ変わる時間が短すぎて私の足では横断歩道の半分しか行けないのよ・・・と
健常者の方には気付きにくいものです。
実際に同行して歩いてみると
誰かと一緒に行動しているときは助けを求めることができますが、ひとりの時は不安だろうなと感じました。
事業所内も同じで、事故防止のためには常に安全への配慮は欠かせません。
今回の研修では、
①利用者の方が安心・安全にサービスを利用することが出来るように、普段使用する場所を点検し、気づいたことを話し合う
②事故を未然に防ぐよう努めるとともに、万が一事故が発生した場合には迅速かつ的確に対応できるよう マニュアルを策定しました。
また事業所は、事故が発生した場合だけでなく、事故が発生しそうになった場合 (いわゆるヒヤリハット)について、その事実関係を把握し、その後の防止に努める ことも大切です。
日頃から職員と利用者との関係性が十分に築けており、利用者の特徴 に合わせた支援を行うことで事故やトラブル発生のリスクを減らすことができます。
利用者さんの何気ないことばに耳を傾けながら、ミーティング等で情報や支援方法について共有することが事故を未然に防ぐ方法であるように感じています。
こらからも現場の課題を相談できる、風通しの良い職場作りを心がけていきたいと思います
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